ポカポカ陽気の日が続き、もうすっかり春ですね。道端や近所の畑でも、たくさんのチョウを見かけるようになりました。
我が家の子どもたちが通う小学校では、3年生になると、理科の授業でモンシロチョウを卵から育てます。今回は休日を利用して、その授業で育てるモンシロチョウの卵を探しに行ってきました。
モンシロチョウの卵はどこにある?
学校から配布されたお便りによると、モンシロチョウの卵は以下のような場所でよく見つかるみたいです。
- キャベツ・ブロッコリー・こまつな・アブラナなどの葉の裏
- モンシロチョウがたくさん飛んでいる畑
とは言っても、自宅には畑がなくて…私の祖母の畑へ探しに行きました。
写真にある、とうが立ったキャベツは、祖母の畑に生えているものです。葉の裏に卵が産みつけられていないか、丁寧に探しますが、なかなか見つかりません。
飛んできたモンシロチョウの後を追うと…アブラナの葉の裏に卵を発見!
「キャベツの葉には1個も無いよ~」と息子が話していたその時です!どこからか、1羽のモンシロチョウがヒラヒラ飛んできました。
チョウはキャベツの周りを通り過ぎ、アブラナの方へと飛んでいきます。菜の花に近づいたり離れたり止まったりを繰り返し、アブラナからなかなか離れません。
うかつに近づいて、万が一産卵の邪魔をしてしまったら、チョウに申し訳ないです。チョウがアブラナから離れるのを待って、葉の裏を探すことにしました。そして、ここでついにたくさんの卵を見つけることができたのです。
モンシロチョウの小さな小さな卵に感動!
モンシロチョウの卵はどんな色?形や大きさは?
発見したモンシロチョウの卵はきわめて小さく、カメラのピントを合わせることすら出来ませんでした。写真はピンぼけになってしまいましたが、中央よりやや左下の黄色い粒がモンシロチョウの卵です。
色は薄黄色で、まるで米粒を立てたような細長い形をしています(米粒よりもはるかに小さいですが)。
同じアブラナの中でも、外側の(地面に近い部分の)大きい葉よりも、花に近い部分の葉のほうに多くの卵を見つけることができました。
モンシロチョウの卵を取るときはココに注意!簡単に作れる専用容器で、飼育環境も整えて。
モンシロチョウの卵を手で直接触ると、傷つけてしまいます。卵が産みつけられている葉ごと取りましょう。葉の付け根から丸ごと取ります。
取ってきた卵は葉っぱに付いたままの状態で、写真のような容器に入れて飼育します。(学校から配布されたお便りに作り方が載っていました。)
作り方は簡単。ペットボトルの上部を切り取って、底に濡らしたティッシュを敷きます。そこへ卵が付いた葉を入れます。容器の上からガーゼなどをかぶせて輪ゴムでとめれば完成です。
家にガーゼが無かったので、今回はティッシュをかぶせました。
あとは息子が学校へ持っていくのみです!そーっと優しく運んでくれることを祈ります。
まとめ
「モンシロチョウの卵探し」は大変でしたが、おかげで、大自然の中とても充実した休日を過ごすことができました。
周りの畑を見回すと、お芋や野菜を植えたり畑を耕したりする農家の方のお仕事を見ることができます。また、畦道を埋め尽くすタンポポの花もすてき。お花の上で羽を休める愛らしいミツバチの姿も見られました。
整備された公園では見つけられない景色、畑の畦道の植物、用水路にいる生き物など、発見と驚きに満ちた数時間でした。
春のお出かけに、お散歩がてら、みなさんも探してみてはいかがでしょうか。きっと楽しいですよ。