ひき肉をたくさん買ったので餃子を大量に作ることにしました。大型連休が近いときなどは、手作りのおかずを作って冷凍しておくと何かと便利です。今回は、手作り餃子を冷凍保存する方法について真面目に話したいと思います。
手作り餃子って、どの工程で冷凍したらいいの?
手作り餃子って、どの工程まで作ったら冷凍すると良いのでしょう?想像される候補と言えばこの3つくらいでしょうか?
- 餃子のタネが完成した段階で冷凍する
- 餃子のタネを皮で包んだ段階で冷凍する
- 餃子を焼いてから冷凍する
私はこれらすべてを試したことがありますが、実際にうまくいったのは2番だけなんです。そこで「2. 餃子のタネを包んだ段階で冷凍する」ことを全力でおすすめします!
そしてここからは、私がこの答えに辿り着いた理由について、痛すぎる失敗談とともにお話します。
手作り餃子の冷凍保存がうまくいかなかった失敗談3つ。これはやったらダメなパターンです!
失敗1:餃子のタネをそのまま冷凍したら失敗。
完成した餃子のタネを、バットの上に平らに広げて冷凍しました。使うときに解凍して、皮で包むつもりだったのです。
しかし解凍したときに水分がたくさん出て、ビシャビシャになってしまいました(泣)
失敗2:餃子のタネを1個分ずつに分けて冷凍したが、また失敗。
タネを解凍しなくても使えるように、餃子1個分ずつに分けて冷凍してみました。凍ったままのタネを皮で包む作戦です。
しかしこれも失敗!カチコチに凍ったタネを柔らかな皮で包もうとすると、皮が破れてしまいます。
失敗3:餃子を焼いてから冷凍してみたが、またもや失敗。
いっそのこと焼いてから冷凍しちゃえ!と開き直った私。数日後、その「焼いて冷凍した餃子」を食べてみたのですが…なんでだろう?美味しくない!
電子レンジで温めるとフニャフニャ。フライパンで焼いてみたら、普通に焼いてるだけなのに異様に早く焦げるが中は冷たい。そして中身が全然ジューシーじゃありません(泣)
やっと導き出した、手作り餃子の冷凍保存 最終形!
こうした失敗を繰り返し、ようやく手作り餃子の冷凍保存で私的ベストな方法に辿り着きました。
手作り餃子を冷凍保存するときは、皮でタネを包んで、焼かずにそのまま冷凍するのがおすすめです!そして焼くときは、解凍せず凍ったままの状態で焼きましょう。
私が餃子を冷凍するときに工夫していること。
1. 素早く凍らせるためにアルミ箔を活用。
手作り餃子を美味しく保存するために、素早く冷凍するよう心がけています。
しかし我が家の冷蔵庫には「急速冷凍」などの機能はありません。そこで、浅型のトレーにアルミ箔を敷いて餃子を並べ、冷凍庫で凍らせます。アルミは効率良く熱を伝えるので、普通に冷凍するよりも速く凍るみたいです。
(熱伝導率が高いステンレスのトレーやバットがあれば、そこに餃子をそのまま並べてもOKです。)
2. 冷凍した餃子の端が割れるのを軽減させる並べ方と保存法。
手作り餃子を冷凍したとき、端(皮を閉じたヒダ)の部分がバッキバキに割れてガッカリしたことはありませんか?
(【悪い例】こんな保存方法をすると餃子の端っこが割れてしまう!)
私は上の図のように、凍らせた餃子をバラバラの状態でチャック付き冷凍保存袋に入れて保存していた時期がありました。しかし、この保存方法では袋の中で餃子同士がぶつかり合い、端っこの部分がバキバキに割れてしまいます。
(【改善策】餃子を1人前ずつ寄せ固めて凍らせると、端っこの割れを軽減できる。)
そこで、餃子を1個ずつバラバラで冷凍保存するのはやめて、1人前ずつ寄せて冷凍することにしました。
凍らせるときは上の写真のように、餃子のヒダの部分の上に、隣の餃子のタネが入った部分を載せるようにして並べます。どうしても後で1個ずつバラバラで焼きたい場合は、餃子の表面に打ち粉をして並べて下さいね。
あとは冷凍庫でカチコチに凍らせて、1人前をそのままラップやホイルで包んで冷凍保存袋に入れるだけでOKです。
食べるときは、解凍せず凍ったまま焼いてください。解凍すると水分がでてビシャビシャになってしまいます。
追記。冷凍餃子を1個ずつバラバラに保存するなら四角い浅型シール容器(タッパー)を使うと皮が割れずイイ感じ。
「いやいや、1人前じゃなくて1個ずつバラバラに冷凍したいのよ。」
その気持ち、わかります。
1人前ずつ固まっていると、フライパンの中に餃子をギッシリ敷き詰めて円盤状に焼くことができません。
これはちょっと寂しいという人もいることでしょう。
そんなときは、餃子を1つずつバラバラに冷凍してから、四角くて浅型のシール容器(タッパー)に入れて保存するのがオススメです。
(一般的には肉や魚の味噌漬けなど、味を漬け込む用途で使われているみたいです。)
まとめ
今回は餃子の冷凍保存について、私が工夫していることをお話ししました。餃子を作り置きしたいときや、大量に作ったときなどにぜひ試してみて下さいね。