先日、頂き物のネギを調理しようとしていたら…なんとビックリ!
ネギの白い部分がところどころ赤紫に変色しているのを発見しました。変色しているのは表面だけで、その部分を剥くと中は真っ白な普通のネギです。
数日前にこのネギを使ったときは、緑と白の普通のネギでした。こんな鮮やかな赤紫のネギ、見たことがありません。
なぜ、このネギは赤紫に変色したのでしょうか?赤紫色のネギは、食べても良いのでしょうか?
このネギは最初、赤紫色じゃなかった。
赤紫に変色しているネギを発見したのは4月5日。
そもそもこのネギは義母からの貰い物で、我が家にやってきたのは3月26日です。そしてこのネギを3月に使ったときは緑と白のごく普通のネギだったのです。
最後に普通のネギを使った日から赤紫に変色したネギを発見するまでの期間は5~6日間くらい。義母は「日が当たらない涼しい場所に置いておけば長持ちする」と言っていたので、こんな短期間で傷んでしまったとは思えません。また傷んだようなニオイは一切無く、シャキッとしています。
家で保管していた数日間のうちに、何かが起きたのでしょうか?
ネギが赤紫に変色した原因は、保管方法にあった!
変色した原因が何か、書店や図書館に行って調べましたが、それらしい情報が見つかりません。
どうしても気になるので、ネギを作り続けて50年の祖母に聞いてみました。祖母いわく、このネギが赤紫になってしまった原因は「収穫後のネギを日光に当てて保管していたから」なんだそうです。
う~ん…思い当たるところがあります。
義母からもらったネギはとにかく大量で、畑をそのまま50平方センチくらい持ってきたような状態。土付きのまま、根っこごとゴッソリです!これを大きめのビニール袋に入れて上から新聞紙をかぶせ、勝手口の近くに置いて保管していました。
(図にするとこんな感じ。スケスケの袋に入れて、日よけに掛けた新聞紙も隙間だらけ。)
しかし、この保管方法が悪かった!保管場所は西日がガンガン当たるし、新聞紙のかぶせ方も大ざっぱなので隙間から日光が当たります。義母から「日が当たらない涼しい場所に置いておけば長持ちする」と教えてもらっていたのに、西日をガンガン当てていたなんて。ウッカリしすぎです!
しかしネギが赤紫になる理由は他にもあります。土壌の影響などにより赤く育つこともあるそうです。
また「赤ネギ」と呼ばれ、ネギの白い部分が赤くなる品種のネギもあります。特に山形県や茨城県で栽培されているものが有名です。
祖母直伝。赤紫になったネギはこう食べよ!
日光に当たって赤紫になったからといって、ネギを食べられなくなるわけじゃありません。味もそんなに変わらないので、普通のネギと同じように食べれば良いみたい。
祖母のおすすめは、こんな調理法。
- 鍋や汁物に入れる。
- 茹でて酢味噌和えにする。
要するに、変色が気になるなら、とりあえず火を通して食べちゃえ!というものでした。(※火を通しても色は戻りません。)
なんだか大ざっぱな回答だったけど、日光に当たって赤紫に変色したネギも、腐っていなければ食べることができると分かって、ちょっとスッキリ。安心して食べることができました。
まとめ
- 我が家で保管していたごく普通のネギが赤紫に変色した原因は「収穫後のネギを日光に当てて保管していた」こと。
- 赤紫に変色したネギでも、腐っていなければ食べられる。
今回の件では、ネギという身近な野菜の驚くべき変化を目の当たりにし、すごい大発見をした気分です。野菜の保管方法を学び直す良い機会にもなりました。
ネギが赤紫に変色する原因はこれだけではありませんが、もし普通のネギが赤紫になったのを発見したら、保管時の状況を思い出してみるといいかもしれません。