少し前の話になりますが、夫がスマホで見ていたアニメ「美味しんぼ」のストーリー中で、激安材料で簡単に作れそうな料理が紹介されていました。
その料理の名前は「ローピン」。
中国のパイのようなもので、小麦粉・ねぎ・塩・ごま油と、あとは水があれば作れるという超節約料理です。
今回この「ローピン」を実際に作ってみたので、作り方や味などをご紹介します。
なぜ「ローピン」を作ろうと思ったのか?
アニメ「美味しんぼ」で、主人公の山岡をはじめ何人もの人物が、吹雪のためとある別荘に閉じ込められてしまいます。
別荘に残っている食材は小麦粉・ねぎ・塩・ごま油だけ。
それを見た山岡が「これだけあれば6品は作れる」なんて言うのです。
そこで「たったこれだけの材料で6品も作れるならホント最高だよね!絶対作る~」と思い、聞き耳を立ててなんとなくレシピを覚えました。
でもこれ私の聞き間違いで「6品」じゃなくて「ローピン」だったんですね。
1品しかできないことに若干ガックリしたものの、せっかく覚えたレシピなので、作ってみることにしました。
親子で作れる節約料理「ローピン」の材料と作り方
今回作った「ローピン」は、夫がスマホアプリ(AbemaTV)で見ていたアニメ「美味しんぼ」の登場人物のセリフのみを頼りにして作りました。
そのため、記憶が曖昧な部分もあり、材料の分量はまったく量っていません。
「どれくらい水を入れるのか」などは、作り方の説明を参考に見てください。
ローピンの材料
冒頭に書いたとおりですが、ローピンは下記4つの材料と水(適量)だけで作れます。
- 小麦粉
(強力粉なのか薄力粉なのかは謎。今回は家にあった薄力粉を500グラムほど使いました。) - 刻んだネギ
(これも分量は不明。主人公の山岡が「多ければ多いほど美味い」と言っていたのでタップリ用意しました。) - 塩 適量
- ごま油 適量
ローピンの作り方
1. 生地をこねる
まずは小麦粉(今回は薄力粉を使用)に水を少しずつ加えて混ぜます。
小麦粉はだいたい500グラムくらいをドサッと入れました。
水の分量は、生地の柔らかさを見ながら少しずつ加えていき調節します。
(生地が耳たぶくらいの柔らかさになるまで。)
最初はパサつきがありポロポロとした生地ですが、水を少しずつ加えてこねると、だんだんまとまってきます。
生地が耳たぶくらいの柔らかさになったらOK。
器の上から湿らせたガーゼをかけて1時間ほど生地を休ませます。
しかし、我が家にガーゼが無かったのでラップで包んで生地を休ませることにしました。
この状態で1時間待機。
2. 生地を薄くのばして具を巻く、成型。
1時間休ませた生地はとてもなめらかな触り心地になり、引っ張ってもよく伸びる丈夫な生地になっていました。
これを、めん棒で薄く平らにのばしていきます。
我が家のキッチンの調理台はあまり広くないので、ダイニングテーブルの上にラップを敷いて使いました。
打ち粉をしないと後で成型をするときに、生地が台にくっついてしまって大変なので、打ち粉は絶対にしたほうが良いです!
ハケがあると楽に塗れそうなのですが、我が家にはないので、スプーンで代用しました。
次はぐるぐるキャンディみたいに渦巻き状に巻いていきます。
目安として、自宅のフライパンに入るくらいのサイズにとどめておくと良いでしょう。
これにて成型は完了です。
3. フライパンで焼く
油を熱したフライパンで両面を焼きます。
火加減は弱火~中火くらいでじっくり焼いた後、中火で表面にカリッとした焼き色をつけました。
両面とも、これくらいの焼き色になるまで焼きました。
香ばしい香りが漂ってくる頃には、生地はきつね色になり、カリッとしています。
これにて「ローピン」完成です。
完成したローピンを切り分けた姿はなかなかの「萌え断」っぷり!味は?本当に美味しいの?
見た目よし!
焼きあがったローピンを切り分けてみました。
断面にはくるくると巻いた渦巻きがハッキリと見えてまさに「萌え断」といった感じです。
断面好きな方はぜひ作ってみてください!
味はまあまあ美味しい。
肝心の味ですが、「超おいしい、絶品!」というほどのものではありませんが、カリッと香ばしく、そこそこ美味しいです。
塩気があるので、おつまみにもいいですね。
ずっしりと重みがあり、腹持ちの良さも素晴らしいです。
生地そのものは味付けが無いので、ネギ・塩のかわりに「あんこ」を塗ったり、その他にも刻んだハムを巻くなどして様々なバリエーションを楽しめそうです。
(厚みがあまり無く、水分を多く含まない食材を選べば、生地を巻きやすく扱いが楽なはず)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、材料4つと水だけで簡単に作れる節約料理「ローピン」についてご紹介しました。
「6品」とまではいきませんが、安価な材料だけでボリューム感もあり見た目も華やかな美味しい料理ができました。
これなら悪天候で買い物に行けない時でも、少ない材料で簡単に作れます。
気になる人はぜひ試してみてくださいね。