突然の雨や夕立ちなどへの備えとして重宝する折りたたみ傘。カバンのなかにスッポリ入って持ち運びに便利ですよね。
でも、使用後に濡れた傘をカバンに入れると、他の荷物も濡れてしまいます…
そんなときに便利なのが、吸水できる折りたたみ傘カバー。
今回は、自宅にある物と激安な100均グッズを使って「吸水折りたたみ傘カバー」を手作りしてみました。
◆後日ダイソーで完成品の傘カバーを発見し、2018年5月11日に新しい記事を書きました。
裁縫が苦手でも簡単に作れて機能的な激安傘カバーを作る!
私は裁縫とか細かい作業が大の苦手です。
布の長さを測って切って、切った端の処理をするのはめんどくさい…
ミシンも上手に使えないし持ってないから、縫う長さは最小限で済ませたい…
それでも、どうせ作るなら思い通りの折りたたみ傘カバーにしたいじゃないですか。
だから出来るだけ手抜きして、理想どおりに作る方法を考えました!
そんな私が考える、理想の傘カバー像がこちら。
1. 雨で濡れた状態でもカバンに入れられる吸水タイプ
使用後の折りたたみ傘をカバンに入れると、カバンの中身までビショ濡れになってしまいます。でも、折りたたみ傘だけ別で手で持って歩くのも不便。
だから傘が濡れていてもカバンに入れられる吸水タイプであることが必須です。
2. ファスナーで大きく開いて、傘を出し入れしやすい
折りたたみ傘に最初から付いているカバーは、ほとんどが筒状。あんな細いところに傘を入れるのはちょっと面倒だし、なかなか入らないとイライラします。
ファスナーで大きく開いてラクに傘を出し入れできる傘カバーが理想です。
3. 裏地だけ取り外して洗える
「濡れたままの傘を入れる」ってことは、持ち運び中に蒸れちゃいますよね…
使用後にその都度乾かせばいいのだけど、ニオイを予防するためにも数回に1回は洗って清潔に保ちたい!裏地だけを取り外して洗えるとスッキリ気持ちよく使えて便利です。
100均グッズで作れる吸水折りたたみ傘カバーの材料
折りたたみ傘カバーの材料として用意したのはこちら。
- 100均ダイソーのペットボトルカバー(内側がアルミになっているタイプ)1つ
- 100均ダイソーのマイクロファイバー厚手雑巾 1枚
- 適度な大きさのボタン(直径1cmくらいが使いやすい)7個
- 細いヘアゴム(細めのゴムならなんでもOK)適量
- スナップボタン 1組
ペットボトルカバーにも色々な形がありますが、写真のようにファスナーで大きく開閉し、上端がラウンド状になっているタイプを選びました。
(ボタンとゴムとスナップボタンは自宅にあったものを使用しました。100均のでもOKです。)
100均グッズで作れる吸水折りたたみ傘カバーの作り方
今回私がご紹介するのは、布を切ったり、切った端の始末を一切せずに、激安な材料費で吸水折りたたみ傘カバーを作る方法です。
作業手順は大きく分けて3つ。
- マイクロファイバー雑巾を、傘・ペットボトルカバーの大きさに合わせて折って縫う(裏地、つまり吸水する部分を作る)
- 「1」で作った裏地部分を、ペットボトルカバーに取り付けるため、ボタンとゴムを縫い付ける
- ペットボトルカバーの中に、裏地部分を取り付ける
これで完成となります。それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. マイクロファイバー雑巾で裏地を作る
マイクロファイバー雑巾の上に折りたたみ傘を置いて、サイズを確認する
マイクロファイバー雑巾の上に折りたたみ傘を置いてみて、裏地の長さをどれくらいにするか決めます。
余分な部分を折って縫う
裏地をどれくらいの長さにするか決めたら、マイクロファイバー雑巾の余分な部分を折り曲げて縫います。
半分に折って、裏地の底になる部分を縫う
半分に折り曲げて、裏地の底になる部分を縫います。画像の青色点線のところです。
マクロファイバーがモフモフして縫いにくいのですが、ここは傘の先端が当たる部分なので頑丈に縫いましょう。
片方の角を小さく三角に折って縫う
裏地の上端部分の角を片方だけ、三角に折り曲げて縫います。こうすることで、傘を巻いたときに上端の部分がもたつかずスッキリします。
(両方とも折り曲げてしまうと傘の持ち手付近に隙間ができてしまうので、片方だけにします。)
これで裏地の部分は完成です。
2. 表地と裏地を接続するためのボタンを付ける
続いて、裏地と表地を接続するためのボタンと、ゴムを付けていきます。
ボタンのサイズに合わせて、ゴムの小さな輪っかを作る
ボタンのサイズ・個数に合わせて、小さなゴムの輪っかを作ります。
(今回は自宅にあった細いヘアゴムを使いました。)
ボタンの個数は何個でもかまいませんが、きちんと取り付けできて、かつ着脱の作業が面倒でない個数が良いでしょう。6~8個くらいを目安にしてください。
ペットボトルカバーの裏側にボタンを縫い付ける
ペットボトルカバーを裏返しにして、ボタンを縫い付けます。
こちらがアップで撮った写真。ファスナーのすぐ内側にある、白い不織布のところに縫い付けました。
これくらいの位置なら、ファスナーを開閉するときに邪魔になりません。
裏地にボタンホール代わりのゴムを縫い付ける
次は裏地にボタンをかけるためのゴムを縫い付けます。
ゴムを付ける場所は、実際に裏地をペットボトルカバーの中に入れてボタンの位置を確認し、待ち針などで目印をつけておくといいですよ。
こちらがゴムを縫い付けた後の写真(表側)。
ゴムを縫い付けた後の写真(反対側)。
裏地の一番上の部分にスナップボタン(1組)を縫い付ける
次に、裏地にスナップボタン(1組)を縫い付けます。
スナップボタンを取り付ける位置は、実際に折りたたみ傘を裏地で包んでみて決めます。
傘の上端部分に隙間なくフィットするのが理想。
今回は画像の☆マークの位置に縫い付けました。(こちらの画像は裏地を広げた写真です)
3. ペットボトルカバーの内側に、裏地を取り付ける
いよいよ、裏地をペットボトルカバーの内側に取り付けます。
ペットボトルカバーを大きく開いて、中に裏地を入れます。
裏地の底の部分をしっかり奥まで入れて、すべてのボタンをかけます。
中に傘を入れるとこんな感じ。
画像中央、水色のマルで囲った部分にスナップボタンがきます。
スナップボタンを留めれば、マイクロファイバー雑巾が持ち手部分にぐるりとフィットします。
持ち手部分がはみ出していても、濡れている部分はマイクロファイバーの裏地でスッポリ包まれているので安心です。
ペットボトルカバーのファスナーを閉めればスッキリ。これで完成です。
実際に濡れた折りたたみ傘を入れるときは、傘を裏地の中でクルクルと回してからスナップボタンとファスナーを閉じるとしっかり水分が取れますよ。
構造上ファスナー付近に若干、裏地の隙間ができてしまうため、カバンに入れるときはファスナー側を上にすることをおすすめします!
まとめ
今回は、100均グッズと家にある身近な材料だけで「吸水折りたたみ傘カバー」を作ってみました。
仕上がりがペットボトルサイズとやや大きめですが、布の採寸・裁断や切れ端の処理は不要、縫う長さも最小限で済むので裁縫が苦手でも簡単に作れます。
使用後の折りたたみ傘の持ち運びに悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。