子育て中の仕事探し。悩みに負けないで可能性を広げるには?ハローワークのマザーズセミナーで学んだ4つのこと。

働くママのイラスト

少し前の話ですが、地元のハローワークで開催されたマザーズセミナーに行ってきました。子育てしながら仕事を探すママを対象としたセミナーで、仕事を探す上での悩みを話したり、育児経験がある職員の方からアドバイスをもらったりできます。

「企業側はどんなことを考えて採用を決めているのか。」「面接ではこう答えれば良かったのか!」など、貴重なお話を聞くことができました。

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育児をしながらの仕事探しは苦労も多い。でも他のママの悩みも聞いてみることで「自分だけじゃないんだ」と思えた。

今回のセミナーに集まったのは、乳幼児~小学生を育てている現役ママ。それぞれが話す悩みはどれも痛いほどわかります。話を聞いているうちについ感情移入してしまい、気が付けば大きく相槌を繰り返していました。

参加者の多くが、仕事探しについて何らかの悩みを抱えています。

  • 育児と家事と仕事を両立できるかどうか不安。
  • 長年経験してきた接客サービスの仕事に就きたいけれど、希望する職種で土日祝休みの求人がほとんど無い。でも土日祝は子どもと過ごしたくて悩む
  • 小さい子どもがいることで働き方に制限がでてくる。採用担当者に勤務条件の希望をどうやって伝えればいいの?(勤務時間、休日、保育園や学校の行事、子どもの病欠など。)
  • いずれ(数年以内に)遠方にある夫の実家に入らなければならない。せっかく始めた仕事を辞めて、新しい環境で仕事探しからやり直さなきゃいけないと思うとつらい。
  • できるだけ長く勤められる職場を探したい。
  • 正社員として働きたい。

子育てしながら働くことは簡単ではありません。また、自分が理想とする働き方(就きたい仕事や雇用形態など)と、子どもがいることで加わる制約との間で板挟みになり悩むママが多いようです。

私たちと同じように子育てを経験してきたハローワーク職員の方から、親切かつ具体的なアドバイスをいただきました。

参加者一人ひとりの悩みに対して真剣なアドバイスをくれたのは、セミナーの進行をするハローワーク職員の方。私たちと同じように子育てをしながら仕事をしてきた先輩ママです。

ママとして、そして仕事探しのエキスパートとして、両面からのアドバイスには説得力があります。仕事探しの具体的なノウハウだけでなく、視点を変えて現状を前向きに捉える心構えも学ぶことができました。そのアドバイスの一部をまとめます。

1.子育て中は働き方に制限が増える。条件に合った求人が見つからないときはどうする?

私自身、子どもが生まれてからは仕事探しの条件が増え、選択の幅が狭くなりました。

元々希望している職種や勤務地などの条件に加え、働ける曜日や時間帯が限られてくるし、子どもの急病にも対応しなければなりません。当たり前のことですが、1つ条件が増えるたびに、それに合う求人の数はぐんと減ります

まず条件を全部紙に書いて、優先順位をつけてみましょう。譲れないものは守り、譲れるところは譲っていくと、仕事探しの幅が広がります。

求める勤務条件を把握し、その優先順位を明確にしている人は意外と少ないかもしれません。

全ての条件を満たすことにこだわって、自分にとって重要な条件を満たしている求人を見逃してしまうと、仕事選びの幅をさらに狭くしてしまうので要注意です。

どの条件も大切なので順位をつけにくいですが、私もぜひ実践してみたいと思います。

2.自分の特技を武器にすれば、未経験の仕事に応募するのも怖くない!

経験したことがある職種の仕事に就きたいと考える人は多いですが、その経験を別の職種にも生かすことができないかどうか探ってみるのも大切です。経験したことがある職種に限定して仕事を探すのではなく、その経験をもとに何ができるのか視野を広げていくと、可能性はぐんと広がります。

例えば飲食店で調理の仕事をしたことがあるならば、その経験を給食センターなどで生かすこともできます。

店舗で接客をしてきた経験があれば、電話や来客への対応に生かすこともできます。ならば事務や受付など未経験の仕事でも、自分の特技をアピールできると思いませんか?

私も「30代になってから未経験の仕事に応募するなんて、大丈夫かな?」と不安でした。でもどんな場面においても自分の得意なことは堂々とアピールすれば良いんだよって聞いたら、勇気が湧いてきます。自分の特技を武器にすれば、初めてのことにもどんどんチャレンジしていけそうです!

3.面接で「子どもが熱を出したら誰か迎えに行ける人はいるの?」と聞かれたときの対処は?

子どもが小さいうちは頻繁に熱を出します。朝元気に登園した子どもが急に熱を出し、保育園から呼び出されることも、しょっちゅうありました。

でも他に迎えに行ける人はいないし、自分が行くしかないのが現実。面接で「誰か迎えに行ける人はいますか?」なんて聞かれたらドキッとしてしまいます。しかしここで慌てないように、事前に情報を集めて準備していくことが大切なんだそうです。

「私の他に迎えに行ける人はいません。」と答えるだけではなく、

「私の他に迎えに行ける人はいませんが、子どもが体調不良のときには病児保育を利用する予定です。すでに登録も済ませてあります。できるだけ仕事に支障が出ないようにがんばります。」などと、仕事への意欲と姿勢も合わせて伝えるのが鉄則。

このほか、残業ができない・土日祝には出勤できない・子どもの行事のときに休ませてもらいたい…など企業側へ伝えておきたい希望があると思います。しかし、希望ばかりを伝えるのではなく、仕事への意欲とセットで伝えるようにしましょう。

4.「理想の働き方にこだわりすぎて身動きが取れない」状態に陥らないために。

「次の職場では長く勤めたい」「正社員を目指したい」といったように、人それぞれ理想の働き方があると思います。

しかし結婚や出産などで人生のステージが変わるごとに、働き方に制約が加わることがあるのも事実。長い人生の中で私は今どのステージにいるの?今のステージに合った働き方は、どんな働き方?こうして柔軟に変化しながらステップアップしていくことも大切です。

理想だけにとらわれて身動きが取れなくなれば、そこで止まってしまいます。チャンスを待つなら、止まって待つより成長しながら待つほうがプラスになる!この考え方はぜひ見習いたいと思いました。

まとめ

子育てをしながら働くと、曜日や時間帯に制限が出たり急に休むことがあったりで、思い通りにいかないことだらけです。子育てにおいてママ1人で負担する部分が大きい家庭ほど、その悩みも深さを増すのではないでしょうか?

そんな中でも、自分が仕事に求める条件とその優先順位・自分の経験や得意なことは何か・今できるベストな働き方はどんな働き方なのかを客観的に把握できれば、突破口は開けるはず!そのためにも、今できることに全力で向き合っていこうと思います。

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