娘の熱意に押されてつい「うんこ漢字ドリル」を買ってしまった!例文以外は真面目なドリルで驚いた。

うんこ漢字ドリルの写真1

巷で話題の「うんこ漢字ドリル」。先日、小学4年生の長女と2年生の次女から激しくねだられて購入しました。

小学校で配布された読売KODOMO新聞に掲載された広告を見て欲しくなり、いても立ってもいられず、娘たち2人で懇願してきたのです。

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「うんこ」だと?なんてふざけた漢字ドリルなんだ!と思って中身を見たら、意外と真面目なドリルだった。ただし例文の面白さは格別。

意外と真面目な漢字ドリルだ。

うんこ漢字ドリルをざっくり紹介するとこんな感じ。

1.小学校で習う漢字を学習できるドリルで、各学年ごとに1冊ずつ発売されている。
2.授業で習う順ではなく、覚えやすい独自の順序で漢字を配置。
3.漢字の書き順と「とめ・はね・はらい」などの注意点、読み方(音・訓)、その漢字を使った言葉を2~3個紹介。そして「うんこ」を使用した例文で読み・書きの練習をする。
4.最後まで頑張ると、うんこ先生の特製カード「学習証明書」がもらえる。

内容はいたって普通の漢字ドリルのように見えます。書き順や、間違えやすい箇所の注意点の説明もきちんとあり、読み方も音読み・訓読みの両方をきちんと記載されています。

全ての例文で、うんこが華々しく活躍して止まらない!

読み書きの例文ではキラーワード「うんこ」が本領発揮!全ての例文に「うんこ」が登場するんです。

うんこ漢字ドリル4年生に登場する例文を一部ご紹介。

「どのうんこも大切なので、順位をつけることなどできない。」(漢字「順」の例文)

「身長が低くても、うんこが小さいとは限らない。」(漢字「低」の例文)

(うんこ漢字ドリル 4年生より。)

こんな具合に、うんこが絡んだ例文がひたすら続くので、1人でドリルをやっても大笑い。姉妹2人だと無限に笑い続けてしまうのです。

これはまずいパターンだ。もっと「うんこ」の例文を読みたくて、一刻も早く先に読み進めたい娘たちは、おそらく雑に漢字を書いて、次から次へと進めてしまうぞ!

…と心配になってしまいましたが、この問題は軽々とクリアできました。

なぜならこのドリル、プリントのように1枚ずつはがして勉強することもできるんです。そこで今日やるページだけを渡して勉強させることにしました。

「続きが気になる~♪」の心理で、学習意欲を持続させる作戦です。

うんこ漢字ドリルで勉強を楽しく習慣化。理解度のチェックは別途おこなった方がいいのかも?

こんなふうに小学生姉妹を魅了してやまない「うんこ漢字ドリル」ですが、このドリルで覚えた漢字の知識がどの程度定着したか、理解度のチェックは別途おこなった方がいいかもしれません。

というのも、このドリルは、お手本の漢字の下に例文を使った書き込み欄があるのみで、確認問題のページは無いのです。しかしこの点は、小学校で配布されたドリルなどを使って理解度の確認をしていくことで、十分補うことができるかと思います。

少なくとも、現在の娘2人の様子を見る限り「楽しみながら学習を習慣化させる」という目的は、難なく達成できそうな予感がします。

細部までぬかりなし。うんこ先生の細かい心配りに度肝を抜かれる!

学習ページの真面目度と面白さのバランスもさることながら、最後の最後まで手を抜かず細やかな心配りを見せてくれる「うんこ先生」にも驚かされます。

「学習証明書」とともに、うんこ先生からの温かなメッセージが贈られる。

このドリルを学習し終えた子どもだけに授与される「学習証明書」の裏面に注目。切り取り線の外側を見ると、うんこ先生から年齢に合わせた温かいメッセージが書かれています!

うんこ漢字ドリルの写真2

写真左側が2年生、右側が4年生の学習証明書。2年生には「書き終わったキミだけの特製カードじゃ」と優しい言葉をかけ、4年生には「さいふに入れておくのじゃ」という、いかにも金運が付きそうな言葉をかけてくれています。

学年によってかける言葉が違うのは、さすが先生!4年生と言えば、お小遣いをもらい、財布を持ち始める子どもも増えてくるお年頃です。他の学年にはどんな言葉をかけているのか、とても気になります。

真似しないとは思うけど、しっかり釘をさす。丁寧なうんこ先生。

最初から最後まで、例文にうんこが出てくるこのドリル。誰がどう見ても「これはジョークだ」と分かるレベルの例文ばかりです。

でも、うんこ先生は最後まで手を抜かない。「この漢字ドリルの例文のような行動は絶対にマネしないでね。人が嫌がることや迷惑になることをしちゃダメだよ。」といった感じで子どもたちを優しく諭します。

このドリルの例文では、頭にうんこを乗せたり、うんこに輪ゴムを巻いたり好き放題しており「まさかこれを真似する子どもはいないでしょう!」と思ってしまいます。そこをあえて全力で止めてくれるうんこ先生。かなり熱いですね!

まとめ

娘たちにねだられて買った「うんこ漢字ドリル」。中身を見たら「うんこ」という言葉が延々続いている一方で、小学生が楽しく勉強できる工夫が詰まった超真面目なドリルでした。

しかしこの話には続きがあります。
私の一方的な思い込みで、小学生なら誰もが「うんこ漢字ドリル」を欲しがるだろうと思ったのですがそれは間違いでした。

小学3年生の長男だけは「うんこなんて汚いから嫌だな」と言い、購入しなかったのです。同じ親から生まれ同じ家で育っても、それぞれ個性があり好みが違う「1人の人間」であり、それは大いに尊重しなければと改めて感じました。

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